« 「無からでた錆」熊木杏里 | メイン | ご相伴?お相伴? »

2006年01月13日

●わくらば日記(朱川 湊人)

わくらば日記今もっとも期待される気鋭が、昭和のノスタルジーに載せて贈る事件簿。
私の姉様には不思議な力がありました。その力は、ある時は人を救いもしましたが、姉さまの命を縮めてしまったのやもしれません……少女の不思議な力が浮かび上がらせる人間模様を、やるせなく描く昭和事件簿。
ー出版社文引用ー

優しさと温かい短編5話の連作集。
背景となる時代は、昭和30年代初めの東京・荒川辺り。
殺伐とした出来事の多い世の中だから、尚更、人の善性を信じる少女の真っ直ぐな透明さ印象的でした。

言葉、情景、流行歌、みんな懐かしい。
中でも「流星のまたたき」に登場するアパートの佇まいは、
小学生の2,3年まで母と姉と3人で暮した私の記憶と同じ。

「わくらば」の意味が知りたくて探してみたりしました。
「病葉」は語源については不明ながら、室町時代からあったとか。
万葉集には、稀にという意味の「邂逅」というの言葉もあるとか。
作者の意図はどちらなのでしょうね。

「野生時代」2006 2.13(月) 発売/28号
「わくらば日記2」新章スタートだそうです。 

コメント

みっけ!!
更新されてる(^^)

やっぱり女は小正月あたりでないと、自分の時間がないですね。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)