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2005年12月10日

●夜市・風の古道(恒川光太郎)

夜市幻想的かつ端正な文体、
そして読む者の魂を揺さぶる奇跡のエンディング!
全選考委員が驚嘆・畏怖した類い稀なる才能の登場!
日本ホラー小説大賞 史上最高傑作
ー帯書ー


どうしても欲しい本があって久しぶりに書店に。
お目当てをGetして、華やかなPOPの付いた平積みの新刊をチェックしてたら、
端っこで目を引く装丁と凄い帯書き。
あおられて買ってきました。
中篇のようなのでサクっと読めそうです。

読了。
ほんとにサクサク読めました。2時間ちょっとかな。
ホラー小説というよりノスタルジックファンタジー、怖くないし。
もちろん夜市の経験は無いけど、おどろおどろしい夜店は子供の時に目を伏せて通り過ぎた見世物小屋やボーッとしたアセチレン灯(古っ)が浮かぶ。
ラストはチョイ切ない。魂は揺さぶられなかったカモ。。。

もう一編、書き下ろしの「風の古道」が併録されていて、コレははお薦め。
異世界の古道、生者と死者が行き交う神々の道。
こちらの作品は完全に私のツボ。
学生時代に通った玉川上水緑道の小路や、
昔、旅した「山の辺の道」や「熊野古道」を思い起こし、情景を想像しながら読みました。

次回作、期待です。

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